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合金特殊材切削加工のご紹介

2022.03.31(木)

                       

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

 

半導体業界や流体業界などの最先端の分野では、超高精度を実現するために、より優れた耐蝕性・耐熱性の特性を持つ材質選定が必要となります。今回は㈱タカヤマが得意とするハステロイ、インコネルを始めとした合金特殊材を使用した切削加工についてご紹介致します。

 

・ハステロイC22・C276(相当材)

ハステロイは、ニッケルを主体としクロムやモリブデンなど様々な合金成分を添加することにより、耐食性および耐熱性を高めたニッケル合金です。Alloy C-276、Alloy C-22製各種製品は高温度下の機械的強度が高く、また耐食性に優れるだけでなく、硫酸や硝酸、塩素などの酸化性雰囲気でも優れた耐久性を誇ります。

 

 

 

 

 

 

 

 ・インコネル600 (相当材)

インコネルは、ニッケルを主体とし、クロム、鉄、炭素など様々な合金成分を添加することにより、耐熱性及び耐蝕性を高めたニッケル合金です。高温での高強度・高耐酸化性・耐クリープ性を発揮し、高温域でも高い強度を保持する一方、腐食環境に対して優れた耐蝕性を誇ります。主に原子炉部品やジェット機のエンジン回り、化学・食品工業の製造装置などに使用されています。

 

 

 

 

 

 

 

 ・XM-19・HRX-19(高圧水素用ステンレス鋼)

XM-19は窒素強化型の高強度オーステナイト系ステンレスで、SUS316、SUS317よりも優れた耐食性を備えているため、主に、水素燃料関連の部品で使用されます。低温と高温の両方で非常に良好な機械的特性を有しています。 硫化物応力割れと粒界腐食に対する優れた耐性を備えています。

 

 

 

 

 

 

・Wメルト材

真空下で鋼材を二重溶解することで、鋼中に存在する酸素量を極力低減し、それによって酸化物系介在物などの不純物成分の絶対量を減少させたクリーンな鋼材がWメルト材です。主に、半導体製造装置部品関連継手、バルブ、減圧弁、圧力計、圧力センサーなどに使用されます。

 

 

 

 

 

その他にも加工実績が多数ありますので、何なりとお問い合わせください。